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Author:千尋
小説・海外ドラマ・映画に音楽、とにかく大好きです!

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■グイン・サーガ126巻

カメロンの静止を振り切り、わずかな護衛のみでパロへ乗り込むイシュトヴァーン。
リンダへの求婚もさることながら、彼には重大な目的があった。
著者:栗本 薫

<ネタバレ>
栗本女史が亡くなってはじめて読むグインです
タイトルも「黒衣の女王」
なんだかそのまま栗本女史のことのようで、なんとなく胸につまりました。。。

本編は、もうまさに「男イシュトヴァーン、女タラシのマル秘テクニック!」みたいな
サブタイトルつきそうな内容でした
ちょっと大人の男を演出してみたり、昔の元気でやんちゃな一面をかいま見せたり、
押してだめなら引いてみろ!追ってだめなら、突き放せ!ともうまさにイシュトの
魅力炸裂って感じの内容になっております(笑)
もう、はっきり言ってイシュトファンにはたまらない一冊になってるような気が…
そして、そして、最後の最後にスーティの事をもちだしたイシュト!
さて、自称「貧乏くじひき」のヴァレちゃんは、この事態をどう乗り越えるのか?
129巻までは出版されるということなので、このイシュト騒動が切りの良いとこまで
書かれていることを今は祈るのみ
あまりにつらいので、最後の巻を読んだら、また一巻から読み返そうかなぁ〜などと
恐ろしい事を思いついてしまったのでありました。


テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学 - カテゴリー:小説(国内)ファンタジー
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■平将門―黎明の武者

下総国で着実に力をつけはじめた若き武士、平将門。朝廷からの圧力を
うけながらも武士の世を坂東の地に築こうとした男の戦いがはじまる。
著者:高橋 直樹

 関西出身の私は幼き頃に「箱根から東は将門様が守ってくれている」という
話を聞くたびに思ったものだった。
「なんで、関西は守ってくれないワケ?将門のケチ」
いえ、別にそれを恨みに思ってこの作品を読んだわけではなく(笑)
以前に読んだ西の反乱・藤原純友の流れで東の反乱・平将門も読んで
おこうと思ったのである。

読み始めてまず思ったのが、自分の中にあった将門のイメージ(あくまでも
イメージ(笑)というものが、清く正しく好青年だったものだから、
彼のあまりに粗野な一面にもうびっくり。確かによ〜く考えてみれば
当時「東下り」と呼ばれるような地、坂東で育った武士など都から
みれば凶暴な獣ですわな。第一、そうじゃないと田舎では生きていけない
しね。
そんなこんなで腐れ政治と己の私腹を肥やすことしか考えていない
都からの要求にプチっと切れた将門君は「ふざけんな、コラ〜!」と
怒りのこぶしを振り上げたのであった。言ってみれば《武士による
武士のための国≫を作ろうとしたのである。

もちろん歴史的事実として将門が敗れることはわかっているのだが、
己の国を民を守るために自らを新皇とするしかなかった将門の心境を
思うと、なんだかやるせない気持ちになる。そして、多くの人間を
従えながらも、その実、損得抜きで将門のために最後の最後まで命を
かけてくれる懐刀ともいえる存在が少なかったことが後々の戦局を
左右する事になるのだ。それは将門に人望がなかったからではなく、
ゆっくりと人材を育てるゆとりがないほど彼は追い詰められていたの
だろうと思う。そんな中で語られてゆく将門と二人の弟たちの強い
絆は胸を打つものがある。
 それぞれの思いを抱いて三兄弟は怒涛の時代を駆け抜けてゆく。
それは、単なる権力に反旗を翻した男たちの戦いではなく、己の
生きゆく場所を得ようとした人間の生きざまなのである。
 
 この作品を読み終えて、改めて将門様が箱根より東しかを守らない
わけがよ〜くわかったのであった(苦笑)
平将門―黎明の武者(つわもの)〈上〉 (時代小説文庫)平将門―黎明の武者(つわもの)〈上〉 (時代小説文庫)
(2006/06)
高橋 直樹

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■BONES 3シーズン

<ネタバレ>
時間があわなくてとびとびにしか見ていなかったのですが、第三シーズンのラスト。
ほんと、ビックリです
もうこんなことなら最初からちゃんと見てれば良かった・・・
ちょっと見てないうちに、アンジーがホッジスと結婚してるし、ちょっと見てない
うちにザックが殺人鬼の手下になっているし・・・
地上浪でも放送がはじまり、レンタル屋でにもたくさん並んでるし、
これでボレアナズ君人気に火がついてくれれば、いつかは『エンジェル』の
人気再燃につながるのではないかとかすかな望みをいだいています

ところで、ラストにブレナン博士がブースの肩にちょこんと頭を寄せる場面は
とてもかわいくてよかった。あぁいうシーンがとっても似合うのだよね、ボレアナズ君は。
こんどこそ、ちゃんと見ようっと(笑)


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■太王四神記

高句麗を治める王族の子息、タムドクとヨン・ホゲ。世界を統括するチュシンの星と
呼ばれる王になるのは、どちらなのか。
出演:ぺ・ヨンジュン、ユン・テヨン

<ネタバレ>
もうあらすじは必要ないですね(笑)ハイ、もうどこまでもヨンさまのかっこよさを
アピールする番組です。いや、ちゃんとお話もおもしろいです。
時代物は洋物和物とわず好きなんですが、ヨンさまが怪我をしながらも挑んだという
殺陣のシーンは本当にどこをとっても圧巻でした。
もちろん歴史物としても十分楽しめるのですが、恋愛ものとしてももう涙涙の連続!
きっと見ている方はキハ派とスジニ派に分かれると思われますが、私は断然、スジニちゃん派!!
もぉ〜、かわいい!スジニちゃん!!笑った顔も怒った顔もそして泣いちゃった顔も、
もうどれをみてもキュートで可愛くて可愛くて。。。
考えてみれば、本当にキハはかわいそうなんだけど、やっぱりスジニちゃんの可愛さにわたしはノック
アウトされてしまったのである。こんなにキュートで可憐なのに、酒ぐせ悪くて酔っ払いで、しかも弓の名手でケンカも強い!サイコーです(笑)
そして、この番組の最高、最強のツボはなんと言っても、ヨン・ホゲ様!!
あぁもう!このヒト、なんてステキな悲劇っぷりなんでしょ!
皇太子タムドクの従兄弟であり、小さいときはあんなに健全ですんごくいい子だったのに、
キハに恋をし、両親に、周囲の大人たちに歪まされて、どんどんどんどん傷つくダークヒーローに
なってゆく、彼こそこの番組一番の怒涛の人生を歩むヒトなのである。
その堕ちてゆきぶりが、お姉さんのツボをギューっと押してしまった。いや、飲み屋で「チゲ鍋」と
書かれてあるメニュー表を「ホゲ鍋」と読み違えるくらいにははまりましたさ、えぇ
はっきり言ってキハには「どうでもいいよ、アンタなんか」的な扱いしかされてないというのに、
それでもキハを諦めることも見限ることもできないという、本当にどこをとっても気の毒な
お方なのである。
もう私的には、「ヨン・ホゲ物語」ってスピンオフを作ってもらってもいいぐらいなのだ(笑)

いえ、真面目な話、ストーリーはかなり見ごたえがある内容となっているので、
韓流はちょっと…という方も一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。
ぜひとも劇的なドラマ展開に酔いしれていただきたい。



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■博士の愛した数式

家政婦である「私」は、新しい仕事先で、老数学者と出会う。
彼は、事故の後遺症で80分しか記憶がもたないという障害を
かかえていた。
著者:小川洋子

小川氏が何を書いていて、純文学作家であるという事も
まったく知らずに読んだ。というのも、俳優・寺尾聡氏が
主演した映画の原作だったから手にとった、というのが
本作を読む理由だったからだ。

話は、幼い子供を持つ家政婦「私」が80分しか記憶力を
持たない老数学者の家政婦となるところから始まる。
以前からこのサイトでも言っているとおり、私は一人称の
文体があまり好きではない。 だが、この作品は、それが
一人称であることすら忘れてしまうほど自然で、そして
おしつけがましくなく、見事に己の心情も風景も、そして
数式の美しさすらも表現してゆく。
あらためて、小説のすばらしさを実感した次第であった。

80分しか記憶力が続かない博士との毎日は、必ず「はじめまして」
から始まる。それは、記憶のある者にとってはどこか落ち着かない
行為であり、そして記憶のない者にとってはかなりの苦痛を強いる
行為なのだ。 そのおかげで、博士の家の家政婦は長続きしない。
しかし、主人公である「私」は、博士の口にする数式と数への愛情に
深い興味と共感をしめし、自身も今まで知ることのなかった「数学」という
新しくも美しい世界へといざなわれてゆくのだ。
その世界には、彼女の幼き息子も加わり、息子と二人で暮らしてきた
「私」にとっても、息子ルートにとっても、そして、継続した記憶を
持ち合わせない博士にとってでさえも、新しい世界、敬愛に満ちた
擬似家族とでもいおうか、じつにほほえましい関係が築きあげられていくのだ。

実際のところ、私も数学は嫌いである。数式をみると頭が痛くなるし、
解けない問題など目にしようものなら、気分が悪くなる始末だ。
それでも、博士と「私」によって、数字のもつ永遠のナゾや、
いっそ潔いまでのゆるぎなさや、美しさといった、きっと数学者が
普段感じているのであろう万分の一の気分を味わうことができる。
正直いって、数字や数学をこのように文学的に捕らえたことなどなかった。
こんな風に見える世界もあるのだと、開眼させられた気分である。
そしてそれはまた、日常のそこここにあるものに視点を定めて
「小説」というひとつの形態に昇華させてゆく作者のすばらしさにも
そのまま当てはまる言葉なのである。
あらためて、小説とはすばらしいものだと、実感した作品であった。
博士の愛した数式 (新潮文庫)博士の愛した数式 (新潮文庫)
(2005/11/26)
小川 洋子

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