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Author:千尋
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太陽の塔

しがない大学生の私に恋人ができた!しかし、クリスマス前にあえなくふられてしまう。
どこにでもある、失恋大学生の日常を描く。
日本ファンタジーノベル大賞
著者:森見登美彦

森見氏を読むのは二作目である。
一作目は「きつねのはなし」。京都を舞台とした摩訶不思議な世界である。
そんなワケで興味をひかれた私は、「日本ファンタジーノベル大賞」のうたい文句に
あっさりとだまされたのである(笑)
そう、騙されたのだ。

大学三年になってはじめて主人公には恋人ができる。だが、あっさりと彼は振られてしまう。
そして彼は元カノの素行調査をはじめるのだ。
もうはっきりいって、コレ、ストーカーである。犯罪である。
だがこれはファンタジー作品のはず。きっとミラクルな出来事がこれから彼を襲うハズ。
そう期待しながら読み進めるも、剣も魔法も異星人も異世界もパラレルワールドも
出てこない。。。あれ?これ、ファンタジー作品だよね?日本ファンタジー大賞受賞だよね?
一抹の不安を感じながらもさらに読むと、なーんだ、出てくるじゃん!秘密アイテム。
その名も『招き猫』
あーそうか、この招き猫が時間を戻すとかなんとかスンゴイ事を引き起こしてくれるって寸法だ!
そう信じ切って気持を立て直しワクワクしながら読む。
だが、何も起きない。。。なーんにも起きない。。。
え?なんで?この招き猫は未来から来た猫型ロボットとかじゃないのか!?
私のふくらみきった期待を見事に裏切り、お話はほんとにフラれた大学生の日常で終わる。。。
は?これのどこがファンタジーなんだ???
作品を読み終え、茫然とする私。
だが、何だろう。この読後感のすがすがしさは。
まるで、素材の味を十二分に引き出した美味しい日本食をいただいたような気分だ。
まさに、ファンタステッィクな気分!
そこではじめて、私は本作が日本ファンタジー大賞を受賞した意味を理解した。
作品の内容でない。この作品そのものがファンタジーなのだ。
はぁーそういう事なのかぁ。。。。
自分の底の浅さと森見氏の才能に深くため息をついた一品であった。

太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

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カテゴリー:小説(国内)ファンタジー
最後の 声

ある女性殺害現場に呼ばれるダイアモンド警視。だが、そこで見たものは
変わり果てた妻ステフの姿だった。
著者:ピーター・ラヴゼイ

<ネタばれ>
この作品を本屋で見かけた時、「愛妻ステフの殺害さる」の文字に思わず
買うのをやめてしまったほど衝撃的でした。
ダイアモンド警視はもちろん好きですが、それよりも、するどい一言を
捜査に行き詰った夫に放つ奥さんのステフがとても好きでした。
そのステフが殺されてしまう。。。
ちょっと作者のラヴゼイを恨んだりしました(苦笑)
今回、ようやく手にとって読む勇気が、というより覚悟ができました。
読み進めると、やはり、ピーター・ラヴゼイの書くダイアモンド警視シリーズは
おもしろく、いつもの通り息つく暇もなく読み終わってしまいました。
そして、うかつにも、ラストで愛する夫の耳元で「愛してる」とささやいた
ステフの声と彼女の優しさに泣きそうになってしまったのでした。
ステフ、本当に素敵な奥さんで素晴らしい女性でした。
短編も上手なラヴゼイの事ですから、またどこかで元気な頃のステフと
ダイアモンド警視のお話を書いてほしいなと思います。
最期の声 (ハヤカワ・ミステリ文庫)最期の声 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2007/01)
ピーター ラヴゼイ

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カテゴリー:小説(海外)ミステリー
グイン・サーガ126巻

カメロンの静止を振り切り、わずかな護衛のみでパロへ乗り込むイシュトヴァーン。
リンダへの求婚もさることながら、彼には重大な目的があった。
著者:栗本 薫

<ネタバレ>
栗本女史が亡くなってはじめて読むグインです
タイトルも「黒衣の女王」
なんだかそのまま栗本女史のことのようで、なんとなく胸につまりました。。。

本編は、もうまさに「男イシュトヴァーン、女タラシのマル秘テクニック!」みたいな
サブタイトルつきそうな内容でした
ちょっと大人の男を演出してみたり、昔の元気でやんちゃな一面をかいま見せたり、
押してだめなら引いてみろ!追ってだめなら、突き放せ!ともうまさにイシュトの
魅力炸裂って感じの内容になっております(笑)
もう、はっきり言ってイシュトファンにはたまらない一冊になってるような気が…
そして、そして、最後の最後にスーティの事をもちだしたイシュト!
さて、自称「貧乏くじひき」のヴァレちゃんは、この事態をどう乗り越えるのか?
129巻までは出版されるということなので、このイシュト騒動が切りの良いとこまで
書かれていることを今は祈るのみ
あまりにつらいので、最後の巻を読んだら、また一巻から読み返そうかなぁ〜などと
恐ろしい事を思いついてしまったのでありました。


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平将門―黎明の武者

下総国で着実に力をつけはじめた若き武士、平将門。朝廷からの圧力を
うけながらも武士の世を坂東の地に築こうとした男の戦いがはじまる。
著者:高橋 直樹

 関西出身の私は幼き頃に「箱根から東は将門様が守ってくれている」という
話を聞くたびに思ったものだった。
「なんで、関西は守ってくれないワケ?将門のケチ」
いえ、別にそれを恨みに思ってこの作品を読んだわけではなく(笑)
以前に読んだ西の反乱・藤原純友の流れで東の反乱・平将門も読んで
おこうと思ったのである。

読み始めてまず思ったのが、自分の中にあった将門のイメージ(あくまでも
イメージ(笑)というものが、清く正しく好青年だったものだから、
彼のあまりに粗野な一面にもうびっくり。確かによ〜く考えてみれば
当時「東下り」と呼ばれるような地、坂東で育った武士など都から
みれば凶暴な獣ですわな。第一、そうじゃないと田舎では生きていけない
しね。
そんなこんなで腐れ政治と己の私腹を肥やすことしか考えていない
都からの要求にプチっと切れた将門君は「ふざけんな、コラ〜!」と
怒りのこぶしを振り上げたのであった。言ってみれば《武士による
武士のための国≫を作ろうとしたのである。

もちろん歴史的事実として将門が敗れることはわかっているのだが、
己の国を民を守るために自らを新皇とするしかなかった将門の心境を
思うと、なんだかやるせない気持ちになる。そして、多くの人間を
従えながらも、その実、損得抜きで将門のために最後の最後まで命を
かけてくれる懐刀ともいえる存在が少なかったことが後々の戦局を
左右する事になるのだ。それは将門に人望がなかったからではなく、
ゆっくりと人材を育てるゆとりがないほど彼は追い詰められていたの
だろうと思う。そんな中で語られてゆく将門と二人の弟たちの強い
絆は胸を打つものがある。
 それぞれの思いを抱いて三兄弟は怒涛の時代を駆け抜けてゆく。
それは、単なる権力に反旗を翻した男たちの戦いではなく、己の
生きゆく場所を得ようとした人間の生きざまなのである。
 
 この作品を読み終えて、改めて将門様が箱根より東しかを守らない
わけがよ〜くわかったのであった(苦笑)
平将門―黎明の武者(つわもの)〈上〉 (時代小説文庫)平将門―黎明の武者(つわもの)〈上〉 (時代小説文庫)
(2006/06)
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BONES 3シーズン

<ネタバレ>
時間があわなくてとびとびにしか見ていなかったのですが、第三シーズンのラスト。
ほんと、ビックリです
もうこんなことなら最初からちゃんと見てれば良かった・・・
ちょっと見てないうちに、アンジーがホッジスと結婚してるし、ちょっと見てない
うちにザックが殺人鬼の手下になっているし・・・
地上浪でも放送がはじまり、レンタル屋でにもたくさん並んでるし、
これでボレアナズ君人気に火がついてくれれば、いつかは『エンジェル』の
人気再燃につながるのではないかとかすかな望みをいだいています

ところで、ラストにブレナン博士がブースの肩にちょこんと頭を寄せる場面は
とてもかわいくてよかった。あぁいうシーンがとっても似合うのだよね、ボレアナズ君は。
こんどこそ、ちゃんと見ようっと(笑)


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